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市外の人に「小田原」を似た町で伝える

 

ここ何回かは、『小田原ってどんな町?』と言う内容の記載をさせていただきました。

 

実際、小田原のマンション購入者は、市内だけでなく、市外・県外も多いのです。

 

小田原に住んでいる人は「町の良さ」について意識していないように思えます。

 

地元に住み慣れているため、ボンヤリになっているのでしょう。

 

私見ですが、観光事業の最終目的は『移住』と考えています。

 

何度も足を運び、町の良さに触れ、「いっそのこと住んじゃえ」となるからです。

 

 

 

余談が過ぎましたが、「小田原ってどんな町?」と、市外から購入を考えられる方に良く聞かれます。

 

「箱根駅伝の中継所があって、かまぼこが有名で、お城があって新幹線の駅があるところでしょ?」というのが多数だと思います。

 

観光としての小田原は、大体正解と思います。

 

では、「居住地としての小田原」はどう、表現されるでしょう。

 

●人口が20万人弱

 

●海と山がある

 

●鉄道のアクセスがいい

 

●城下町

 

●都会でもないが田舎でもない

 

こんな形でしょうか?

 

では、小田原に似ている場所はどこでしょうか?

 

 

 

千葉県だと柏市とか、埼玉県だと熊谷市、群馬県だと伊勢崎市、東京都だと立川市が人口的には近い町だと思います。

 

すべて鉄道路線も複数は知っていて、ベッドタウンとして現在でも人気の高い町です。

 

新興住宅街ですから、都会でも田舎でもない雰囲気もあると思います。

 

ただ自然環境の「海・山」と、人間環境的な「城下町」が、足りない要素かもしれません。

 

 

 

エリアを少し広げてみます。

 

愛知県ですと豊川市です。

 

豊川市は城下町ではないですが、豊川稲荷があり、コミュニティーは似ています。

 

名古屋と言う中心街との距離感も、海・山・川の環境も、人口数も似ています。

 

大阪府ですと、岸和田市です。

 

競輪もあり、城郭もあり、近隣の市町村とは違う、地元への誇りが高いところも良く似ています。

 

兵庫県ですと宝塚市です。

 

神戸ブランドに染まらない「宝塚ブランド」は、横浜ブランドに染まらない「小田原ブランド」と同じです。

 

ただ、小田原は「湘南ブランド」への憧れが強いですが…。

 

あとは新潟県なら上越市、広島県ですと東広島市、北海道なら苫小牧市でしょうか。

 

 

 

ざっくばらんに書きましたが、大事なのは日常の町のイメージです。

 

新しいコミュニティーに入る場合、重要な要素です。

 

「あぁ、そんな町ね…」と捕らえるだけでも、いいと思います。

 

おすすめなのは「小田原の新聞チラシやコミュニティペーパーを見る」ことです。

 

そこには日常が展開されています。

 

 

 

□「小田原ってこんな町ね…」とチラシをネットで斜め見する

 



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