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インターネットバンクの融資を考えてみる

 

住宅ローンを考えている方の中で、「インターネットバンキング」をご検討される方も増えてきました。

 

住信SBIネット銀行(携帯電話のソフトバンクと三井住友信託銀行)、イオン銀行(スーパー)、じぶん銀行(AU)、セブン銀行(コンビニ)など他業種からの参入組みもあります。

 

「金利の安さ」と「ネット・郵送で(大方)対応できる審査・申し込み」が魅力でしょう。

 

同じ金額を借り入れても、目が覚める価格差が出る場合もあります。

 

では、何でそんな低い金利が実現できるのでしょうか?

 

 

 

「インターネットでやり取りして、店舗が無いから、その分安いんでしょ?」。

 

ある意味では正解です。

 

でも、それだけでは低金利は実現できません。

 

まずは、銀行スタッフの手間を省くために、ある程度の書類は申込者自身が集めます。

 

ネット銀行は、全国の不動産を扱います。

 

だからすべての物件の資料集めをやっていては、大変です。

 

なので、申込者に代行してもらいます。

 

送付はネットですが、大事な証明書などは郵送となります。

 

 

 

次に、住宅ローンを扱う会社にとって最大の損失は「住宅ローンを払えなくなって焦げ付く」ことです。

 

そのリスクを軽減するにはどうすればいいでしょうか?

 

簡単です。

 

審査のハードルをあげます。

 

ぎりぎりだな~と言う人には貸しません。

 

また業者間では、田舎の物件は苦手、評価が出づらい、貸さないという声もあります。

 

都会に事務所を置くネット銀行が、緑豊かな環境のマンションの審査を受けても、借りたお金が適正価格かわからない、ということです。

 

加筆すれば、「この人、焦げ付きそうだな…」となった場合の動きが早いのもネット銀行系の特徴です。

 

 

 

もう一つは、私見込みとして書きます。

 

会社の運営上、一番コストが、かかるのは人件費です。

 

少ない人数でも対応できるようにするにはどうすれば良いでしょうか?

 

簡単です。

 

時間をかけてやればいいのです。

 

最初から「郵送でのやり取りもありますし、時間を頂戴します。だって金利安いじゃないですか」と言うことです。

 

お金を借ります、ということで仮審査をしてから、お金をくれる(決済・実行)まで1ヵ月半はかかります。

 

「書類の不備」なんてあれば、2ヶ月を超えると言うこともあります。

 

 

 

こういう実情を見ているだけに、地元の不動産会社は、融通の聞く金融機関を頼るというのもわかる気がします。

 

それを踏まえると、「書類集めや事務作業をある程度、自分でできる人」には、ネット銀行はオススメできます。

 

ただし、その際は窓口のある(自分が給与振込している)金融機関にも、見積をお願いすることです。

 

何よりも比較検討することです。

 

確かに金利は安いし、保証料は無いですが、事務手数料が高めに設定されているネット銀行もあります。

 

最後の算盤勘定で、高いほうを選ばないように。

 

 

 

□ネット銀行も考える。でも給与振込銀行にも見積もりは依頼する

 



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