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小田原で富士山眺望を考察する

「小田原で住むのならば、富士山が見えるところに住みたい」。

このようなご要望の方が、市外の方に多いです。

小田急線で、新松田を過ぎて、車両が南へ方向を代えると、向かって右側(西側)に見事な富士山が姿を現します。

この眺望が味わえる小田原って…と言うことになるのでしょうね。

 

上記写真は開成町のマンションから撮ったものです。

開成町のマンションでは、富士山が望める物件はございます。

ただし、海との距離感があるから、海眺望はありません。

「南は相模湾、近傍に小田原城、西に富士山、北は丹沢山脈が望める田舎の小田原って良いよね」とマンション方の眺望を思い浮かべる方も多いでしょう。

残念ながらそうは行きません。

箱根駅伝の中継のようにヘリコプターを飛ばすなら別ですが…。

小田原駅前からは、箱根の外輪山脈が阻んで、富士山は望めないのです。

箱根の山々を逃れるように、北進すれば、富士山が望めるのです。

 

大雄山線の井細田駅周辺(扇町)ですと、頭がちょこんと見える程度です。

ここより北側は場所によって富士山の頂が見えるのです。

もちろん南足柄の「富士フイルム」の工場や研究所からは、見事な霊峰が拝めます。

 

それでも富士山と海眺望と考える方は、富士見小学校のある鴨宮をお勧めします。

上記写真はマンションの最上階ですが、海と富士山が(同じ場所ではないですが)見ることができます。

鴨宮は国道1号線沿いのマンションでも富士山が望める部屋はあり、海+富士山の恩恵を授かっているものもあります。

 

さてここまで富士山の眺望について書きましたが、加筆を一つ。

小田原エリアにおいて、富士山は西(正確には北西)に存在しています。

ということは富士山の眺望があると言うことは、「西日が強い」と言うことになります。

だから、東西向きに建っている小田原のマンションの多くは、ベランダが東側、玄関が西側にあるわけです。

会社や学校の出かけに、「今日は富士山がきれいだな…」と思いながらエレベータで降りていくという展開です。

もちろん、前記の開成町のマンションのように「西側バルコニー」を採用しているマンションがあります。

ただ、富士山の眺望<南側バルコニーとなるので、あえて見えない物件もあります。

都会に比べれば、近い存在の富士山。

小田原にとっては、近くて遠い存在なのです。

 

 

□富士山の眺望と南向きバルコニー、どちらを取るか考える。


管理規約と言うルールブックを考える。


使用細則というルールブックを考える。