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ふと立ち止まり、小田原のマンション購入を考える。

大型連休『ゴールデンウィーク』が終了して、ほどなくになりました。

家族とゆっくり過ごす時間が増えたと思います。

ご親戚やご友人などとご面会、ご会食の機会も多かったことでしょう。

『マンションでも買おうかな…』『住み替えしようかなぁ』と頭の片隅にある方は、気の会った仲間に相談した方もいるはずです。

事実、大型連休明けというのは、不動産業界にとっては動きの時期なのです。

 

さて『買いたい』人の立ち位置が見えたところで、市場は今、どんな状態でしょう。

釣りで言えば、非常に静かな凪で、釣り糸をたれても、見慣れた小物ばかりです。

狩猟で言えば、山鳩ぐらいの小物ばかりで、正直、弾がもったいない獲物ばかりです。

スマホゲームで言えば、ガチャ回しても下位カードしか出ず、激レアなどは皆無という状態です。

ようは「市場は静か」ということです。

原因は間々あるとは思います。

一つは「急いで購入しなければならない事柄がない」と言うことでしょう。

消費税アップでもない限り、重い腰は持ち上がりません。

実は「消費税アップ前の駆け込み需要」と「アップ後の冷え込み」を差し引きして、プラスになれば動き出す、というのは過去もあった話です(個人の見解です)。

冷え込みを押さえるために、地域振興券などの金銭の直接投与で、プラス要素を高めていたこともありました(個人の見解です)。

しかし現状は、もしかしたら戦争になるかもしれない、と言うタイミングです。

ここで家を買うという人は、「何かしらの事情がある人」と言わざるを得ないぐらい冷えています。

 

買い手がそこまで冷えている→競り合いがないから買値が上がらない→売り手も消極的、という流れも発生しています。

本当なら「賃貸している駅前マンションの部屋があるけど、他の儲け話に乗りたいから売っちゃう」ということが少ないのです。

小田原駅の徒歩圏築浅マンションを所有している人は、「住むために買った」人ばかりではありません。

住んでいたとすれば、便利な立地ですから、生活に大きな変化がない限り、売却とはいきません。

かなりの数を占めているのは「貸して儲けるために買った」人です。

この人たちは、どうすれば物件を売るでしょうか?

その物件が賃貸で儲からなくなった時です。

これを買うというのは、マンション自体に魅力がなくなったか、対象の部屋に魅力がなくなったかですから、おすすめしずらいところです。

だけど現況では、世の中的にも小田原敵にもあまり変化がない事柄です。

だから、ここで家を売るという人は、「何かしらの事情がある人」と言わざるを得ない状態です。

 

小田原でマンション選びをする場合、大きなベクトルは2つあります。

一つは、「小田原駅から利便性のいい、築浅のファミリーサイズマンション」。

もう一つは、「買って、貸して、利益の出る分譲マンション」なり「資産性の高い、値崩れしづらいマンション」。

この二つのニーズを満たすマンションが重複していることもあり、『サーパス小田原シティ』や『ルネサンス小田原城址公園』などは、中層階以上の南向きバルコニーの物件は、「ちょっとした宝くじを当てるぐらい」の運と資金力が必要な状態です。

逆に、そのニーズに漏れたマンションは、価格が折り合わない場合、1年・2年経っても不動産のホームページに掲載されたままと言う物件もあります。

小田原に分譲マンションが少ないのに加え、2方向のベクトルにあった物件はそれだけで希少性があるわけです。

「それでも買いたい」と言う人は、辛抱強く待つしかありません。

不謹慎な事例で恐縮ですが、東日本大震災直後は、複数の売り物件が出てきました。

そのぐらいの心持で、待たなければいけません。

 

小田原のマンションの市場は『深く』なっています。

 

□「森を見て木も見る」気持ちを持つ。

 

 

※プログの無断転用を禁止します。記載日/2017.5.12



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