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小田原と豪雨を考える

平成29年7月に発生した『九州北部豪雨』に見舞われた方々にお見舞い申し上げます。

同エリアは、昨年の熊本地震でも被害があったところ。

何で重なってしまうのだろうか?とふと考えてしまいます。

湯布院は、また観光客が減少するなど、風評被害が飛んでしまうのでしょうね…。

小田原の隣地、箱根は数年前に火山性微動が起こり、「噴火の可能性が高い」時期がありました。

箱根湯本駅前の通りが、40余年生まれて以来、見たことがないくらい閑散としていたこともありました。

そして今日までに、この観光客の減少が最後の引き金になって商売を辞めたところも存在します。

これからが本当に大変だと思います。

 

さて、表題に戻ります。

小田原市民(特に中高年)に、「小田原の雨って降るの?」と聞いたとします。

「あまり降らない」という答えが多いはずです。

雨を降らす低気圧は、小田原の西、静岡方面からやってきます。

雨雲が箱根の山に当たると、多くの雨をその場で降らせてしまい、小田原に来る頃には、雨脚が弱くなっているというものです(個人の見解です)。

西に箱根連山、北に丹沢連山、東に神縄・国府津・松田断層が形成する山があるため、三方向海に囲まれているのが小田原です。

なので、小田原に大量の雨が降る可能性とすれば、南の海から直接、低気圧や雨雲がやってきた時だけだと思われます。

事実、近年の「ゲリラ豪雨」で、小田原に床下浸水などを起こした豪雨は同じようなパターンです。

また、平成22年の台風9号は小田原で最多の降水量をもたらし、市内各地で水害が発生しました。

通常、小田原を通過する台風は太平洋沿岸を東進するパターンが多いです。

台風9号は山梨方面から東名高速沿いに東に進んできました。

そのため、北の丹沢山系の恩恵を受けず、小田原を含む酒匂川沿岸地域に多量の雨が降ってしまったのです。

だから、小田原だから雨が少ないという見解は言いづらいと思います。

 

雨の話をしてきましたが、マンション購入を検討している人にお伝えしたいことがあります。

「雨の日にも内覧して欲しい」ということです。

天気が良いから物件を見に行こうは、悪いことではありません。

でも生活する場所を考えるのであれば、あえて天気が悪いに日も見ておくべきなのです。

「エントランスが濡れるんだな…」とか「ベランダには雨が吹き込んでくるんだな」とか「雨の日は室内は暗いな」とか。

同じことを、若い頃に何度も引越しをしたテリー伊藤氏も行っていました。

豪雨の日にも間では言いませんが、一案だと思います。

 

□あえて雨の日に、内覧してみる。

 

※プログの無断転用を禁止します。記載日/2017.7.11



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