小田原でマンションを探す人の共通の悩みがあります。
ネット検索してもチラシを見ても、「欲しいマンションが出てこない、売りに出ない」ということです。
プログではちょくちょく触れますが、小田原はマンションの数が、他のエリアに比べて少ないです。
ただでさえ希少性が高いうえに、「小田原駅徒歩圏(三の丸小学校区)」「築浅」「中層階以上」「70㎡以上」という人気の条件が加わると、さらに厳しいことになるでしょう。
なので、『サーパス小田原シティ』に至って、築後10年以上経っているのに、販売価格でやり取りされるとの噂もあるぐらいです。
なぜそうなるのか?可能性は大きく分けて2つだと思います。
一つは検討者側が「高望みしている」こと。
前記のサーパス小田原シティで上記条件を満たしている場合、2000万円台で物件が出ることはありません。
と言うことは、同じマンションが4000万円で売り出している場合、価格が下がって2000万円台になることはありません。
忘れてはいけないことにあなただけがそのマンションを購入しようとしているわけではありません。
大風呂敷ですが、日本全国の人が、サーパス小田原シティを購入しようと考えているのです。
また、「小田原なんて神奈川県だか、静岡県だかわからない田舎だから、物件価格なんて安いでしょ」という人がいます。
そこまで言わなくても「東海道線沿線で探していて、大船・藤沢・辻堂・平塚と探したけど価格と広さが合わない。小田原だったら…」と言う人もいます。
前記しましたが、小田原のマンションは条件が良い物件は、相場観よりも高いです。
何で高いか?と言われれば、「住み心地が良いので人気が高いから」です。
さて、もう一つの理由は「良い物件は、インターネットなど宣伝に載せる前に売れている」ことです。
不動産会社は、サーパス小田原シティなど前記4条件を満たしている物件を販売できることになったら、どうするでしょうか?
どの会社も、同じような物件が欲しいと言うお客様を抱えているわけですから、その中に紹介すれば、ほとんど契約することになるでしょう。
わざわざ、住宅のポータルサイト(アットホームやホームズ)に手間やお金をかけて掲載することなく、売買成約となります。
ということは、ポータルサイトに掲載されている物件は、売主や不動産会社が、お金や手間をかけてでも売らなければならない事情がある場合です。
たとえば「住宅ローンが払えなくて任意売却物件になってしまい、借金の埋め合わせで物件を売る」
「相続税の支払や分配があるので早く現金化したい」などあります。
でも多くは「物件自体に魅力が少ないから」というのが理由でしょう。
「欲しい物件がぜんぜん載っていなくて、毎回同じ物件ばかり載っている」というのは、ここに真相があります。
では、それぞれ対処法はないのでしょうか?
「高望みしているか」確認するには、アットホームやホームズで、自分の条件を入力して検索をかけてみることです。
できれば、3ヶ月ぐらい連続で調べてみてください。
「ヒット数が少ない」「物件に変動がない」場合は、高望み感が強いのかもしれません。
「ネット掲載以前の物件情報をキャッチしたい」なら、地元の不動産会社に相談して、出たらすぐ連絡してもらうように声かけすることです。
1社に絞っていいですし、別に複数にしても構いません。
もし不動産会社に連絡・来店する場合は、購入したいマンションの条件を明快にしておくと、先方さんも動きやすいと思います。
□物件はないわけではない。目標が高すぎるか、世に出る前に売れている。
※プログの無断転用を禁止します。記載日/2017.7.18
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