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小田原の海眺望マンションを海側から観察する。

「部屋から海が見えるマンションに住みたい」。

そのようなニーズは、また高まってきました。

東日本大震災直後の津波の映像が再三流れた時には、やれ「海抜30m以上」だの、やれ「海岸線から5km以上はなれた場所」だの、異口同音に唱えられていた時期がありました。

加えて「小田原駅徒歩圏で」みたいな蜃気楼みたいな条件を出す人も多かったのも事実です。

昨今は、「自然豊かな(田舎の)小田原でマンションを買うんだから、海か富士山が見えなかったら、つまらないでしょ」という方もいらっしゃいます。

 

確かに「海眺望がある」ということは「南側にさえぎるものがない」→「日照が良好」という図式が成り立つので、選択として間違いではありません。

眺望は、天気によっても影響がありますし、野暮な人にとっては、すぐに飽きてしまうことかもしれません。

ただし、日照となっては別問題です。

洗濯物の乾きも違いますし、部屋に日の入りが多いわけですから、明るい生活がおくれるわけです。

人によっては「冬場の暖房費が安く済む」「虫の発生も少ない」と言う人もいました。

また「初日の出が部屋から拝める」と言う人もいらっしゃいました。

直接的・間接的と違えども、「海眺望マンション」の恩恵を得ていると言えます。

 

しかし、いい事ばかりではありません。

マイナスのこともあります。

まずは「塩害」です。

海からの風が吹きつけることによって、ベランダなどの金属類が錆びてしまうという影響もあります。

長期にわたるものだけでなく、「洗濯物に潮の臭いがつく」こともあります。

「風通しのために窓を開けていたら、部屋の中が海の家と同じ臭いになった」と笑っている方もいました。

それは極端、と思いますが、影響は少ないとは言いがたいです。

 

もちろん、風が強く当たることも事実です。

台風のときは無論ですが、「関東南部は南からの温かい湿った空気が流れ込む」と言うような天気予報になった時は、風雨が強く当たる傾向があります。

小田原は酒匂川を流域とした扇状地ですから、海までなだらかな遠浅の地形に形成された町です。

なので、「海眺望ができるマンションが小田原駅周辺にもある」=「内陸のマンションでも海風の影響を受けやすい」という公式が成り立つのです。

事実、台風のときなどは、小田原駅周辺でも「潮の香り」を感じる時はあります。

 

では、やっと表題に戻ります。

先日、高速道路・西湘バイパスを走っていました。

この道路は、小田原の海岸線を東西に渡る道路で、「防波堤代わりに作ったんじゃないの」と揶揄されるものです。

台風が来ると「高波のため通行止」になるような幹線道です。

しげしげ内陸側に目をやり、マンションを眺めていた時、「ここから見えるマンションは、海眺望があるんじゃないかなぁ…」と思い始めたのです。

その時のメモを記載します。

<近><中><遠>は道路との距離感です。

あと、部屋の窓が見えたものだけをカウントしました。

そうしないと部屋からの眺望がないからです。

 

二宮からの帰りでしたので、東から記載します。

ダイヤモンドライフ湘南(近)

サングレイス国府津sky(中)

共立国府津マンション(近)

ライオンズマンション国府津(中)

サングレイス国府津sea(近)

ロータリーパレス国府津(近)

シャンロック小田原第一(近)

ダイアパレス西湘南(近)

プレジール鴨宮(近)

サンハイツ小田原(中)

オルテンシア小田原(中)

クイーンシティ小田原(中)

ナイスアーバン小田原西湘(近)

小田原駅周辺の高層マンション(遠)

旧オリオン座周辺の国道1号線沿いのマンション(遠)

グランシエール小田原(遠)

この先は早川沿いに北へ進路を変えます。

見落としているもののあるかもしれませんが、走行中、直視で確認できたマンションです。

海眺望可能性あり、と考えていいでしょう。

 

 

□海眺望マンションを探すなら、西湘バイパスを走ってみる。

 

※プログの無断転用を禁止します。記載日/2017.6.23



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