小田原と地震・津波を過去から考察する

 

東日本大震災が起こって約5年。

 

「地震が来る」と言われ続けている小田原にとっては、災害対策は非常に大きな課題と言えます。

 

「次の大地震は小田原だから…」といいながら、「どんな被害が出ると思いますか?」と聞きなおすと、「うちのマンションは大丈夫」という小島よしお的返答が返ってきます。

 

想定ができていないのが、大きな問題です。

 

「歴史は繰り返される」と言う観念から、二つの大地震を振り返りながら、一考していきます。

 

 

 

最初は、大正12年9月1日に発生した『関東大震災』です。

 

この地震の小田原に関する事件を下記に記載します。

 

●同地震の本震は2つの大地震が連続的に起き、最初の地震は小田原が震源。

 

●地震と火事で小田原だけで死者は約2,000人。

 

●小田原の揺れは1000ガルとの調査あり。阪神淡路大震災の震度7は600~800ガル

 

●根府川では山津波が発生。集落を飲み込み、根府川駅に停車中の電車が海に流される。350人以上が死亡か行方不明。

 

●酒匂川流域を中心に建物の約半分が全壊。南足柄・松田・前川地区は、未倒壊が半分以上。

 

●市中心街は火災のため、3分の2が焦土化した。小田原城は揺れで石垣が崩落した。

 

●酒匂川の東海道線架橋が倒壊。

 

 

 

ネットからの情報であるが、実は小田原の津波被害に関する記載が見当たらないのである。

 

藤沢で5~7m。熱海で12mと言うものがあるが、地震と火災の被害が凄すぎたのか、津波の被害の記述が少ない。

 

確かに、当時の小田原市の被害写真を見ても、津波被害を連想させるものは少ない。

 

ミニコミ紙勤務時に「国道1号線に舟を出し物資を運ぶ小田原市民」というようなキャプションの写真を見たような…。

 

だから小田原市民は「津波<揺れ・火災」という認識が強い。

 

海沿いの白鴎中学校や山王小学校、酒匂中学校が避難場所に指定されるところも、ここから起因していると思う(現在は再整備)。

 

 

 

小田原の場合、東日本大震災のような、津波の被害と言うよりは、揺れの被害が避けて通れない問題だと思われる。

 

イメージとすると、阪神大震災の時の神戸である。

 

木造の建物は火災に遭い、建築基準を満たしていない古いビルが倒壊し、高速道路が横倒しになった。

 

尊い犠牲を代償に、小田原の人は学ばなければならないのだ。

 

 

 

さてもう一つの地震が「東日本大震災」である。

 

この地震の小田原に関する事件を下記に記載します。

 

●小田原市は震度5強

 

●死者はなし。全壊した建物なし。液状化もなし。

 

●同日の夜に発生した静岡県東部を震源とする地震は、震度5弱(静岡県東部地震)

 

●小田原市成田で国道255号線が一時通行止め

 

大きな被害は幸いにも遭わなかったが、軽微な建物被害や、室内での損傷は遭ったかもしれない。

 

売買時に確認をすることをオススメしたい。

 

 

 

□東日本大震災の時、揺れました?と聞いてみる。