買います、と言ってから鍵を貰うまでの流れ

 

普通、商取引上、お金を払えば、すぐに商品が届きます。

 

ただ、不動産の場合は、そうはいきません。

 

やることがいっぱいです。

 

「何か、バタバタしているうちに、終わっていた感じ」と言う方も、意外に多いです。

 

なぜ、そうなるでしょうか?

 

「次に何が起こるか」「今何をやっているか」の流れがわからないからです。

 

加えて、現金で購入する場合よりも、住宅ローンで購入する場合のほうが、『対不動産会社』『対金融機関』と二方向になり、自分の立ち位置がわからなくなります。

 

不動産会社が、丁寧に説明してくれれば良いですが、「教えるの面倒くさいし、今やっていることを理解したら、『買うの辞めます』って言い出すかもしれない」という考えも残っていると言えます。

 

売り手からすれば、『サイレントマジョリティ』【静かなる多数派】が、ラクでいいのです。

 

相手の言いなりにならないためにも、購入までの道筋は、把握する必要はあるでしょう。

 

 

 

まずは、不動産会社と金融機関に分けて、大まかな流れは下記の通り。

 

【不動産会社】買いたいことを売主に伝える(不動産購入申込書①)→物件の詳細を聞き、納得したら手付けを打って予約する(重要事項説明・契約③)→残金を払って、鍵貰う(決済⑥)

 

【金融機関】一次審査を行う(仮審査②)→2次審査を行う(本審査④)→お金を借りる書類を書く(金融消費貸借契約⑤)→お金を払ってもらう(決済⑥)

 

となります。

 

カッコ内の丸数字は、順番を表します。

 

  1. と②は入れ替わることがあります。

 

金融機関の本審査には、重要事項説明・契約で署名・捺印した書類が必要なので、このような順番になります。

 

この流れの中で、多く書類や資料が登場し、説明と記名・捺印が繰り返されるのです。

 

加えて、火災保険・自動車保険の加入、住所移転、状況によっては今住んでいる場所の退去・引っ越しなど、やることが満載なのです。

 

しかも、この流れを最速で一ヶ月でやるわけですから、当たり前のようにバタバタするわけです。

 

なので、最初の不動産購入申込書を書いたときに、不動産会社の担当者に、「何がいつぐらいにやるの?」ということを書き出してもらうことをオススメします。

 

実際にカレンダーに書き込むのが有効です。

 

もう一つ書き込む理由が、金融機関で行う②・④・⑤・⑥は、店舗が営業している日時に設定しないといけないことです。

 

②・④・⑥に関しては、土日祝でも営業している店舗で受け付けることができますが、最後のお金の支払いは、平日の午前中必須と言うことが基本線です。

 

理由は、売ったお金が、ちゃんと手元(通帳)に入っているか確認できないと、不動産の権利を新所有者に移すことができないのです。

 

ハイテクの時代でも、多額の金額を動かすわけですから、時間はかかります。

 

振り込め詐欺の問題があり、本人や口座の確認にも手間を擁するのです。

 

「ちゃんと払ってますね」(着金確認)というのが終わると、権利の移転を担当する司法書士が法務局とやり取りして、変更を行います。

 

この作業を平日の1日で終わらせないといけないのです(多くの場合)。

 

だから、スタートは午前中にということになります。

 

 

 

ちなみに不動産会社の項目ですが、①は場所の指定はありませんので、自宅でも喫茶店でも不動産会社でも構いません。

 

③は、不動産会社の契約をできる部屋で行います。

 

では時間的経緯を加味し、一本軸にした形で、流れを再確認します。

 

不動産購入申込書(30分前後)→(すぐにでも)→仮審査→(申込書書込みから翌日以降)→重要事項説明・契約→(仮審査の結果が出る1週間か10日以降)→本審査→(結果が出る1週間か10日以上)→金融消費貸借契約→(お金を準備する1週間か10日以降)→決済

 

 

 

ただ、不動産契約の流れは、各地域、各会社で違う場合があります。

 

担当者に逐次、確認することをオススメします。

 

 

 

□今の立ち位置を確認しながら進める。