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年末年始、小田原マンション物件考察

 

2017年・平成29年も明けて、約半分が過ぎました。

 

年始から、物件の動きを見ていますが、「年末、物件は動いたなぁ」と言う感じはします。

 

お客様からの問い合わせでも「あの物件は売れちゃったんですか?」と言うのも増えています。

 

 

 

不動産物件は1月1日現在の所有者に、固定資産税がかかります。

 

売ってしまいたい物件ですから、来年1年分の固定資産税を払いたくない、という心理は働くでしょう。

 

であれば、少し値引きをしてでも売りたい、と考えるでしょう。

 

買い手側も、法人の場合、年内に決済したい、予算消化したいと考えることも想定つきます。

 

個人でも、賃貸の物件の更新が年末で、冬休みなり、年末年始で終わらせたい、ということもあるでしょう。

 

だから、年末は物件が動くのです。

 

条件的に、物件的に、「どうかなぁ…」という物件も、売主・買主双方の歩み寄りにより、交渉締結ってなるんだと思います。

 

 

 

そして明けて新年。

 

テレビをつければ、ハウスメーカーや不動産情報サイトのCMが、「今年こそ!マイホーム!」と訴求します。

 

新聞のチラシを見れば、ハウスメーカーや不動産会社が「今年こそ!マイホーム!」と訴求します。

 

箱根駅伝を見れば「小田原って暖かさそうだし、海あり山あり温泉近いし、住みやすそうね…」とステルス・マーケティングをします。

 

ネットの反響を見ると、三が日はさすがに落ちますが、以後1月いっぱいは通常より増加傾向が続きます。

 

ようは、購入検討者の動きは、年明けからなのです。

 

その時には、新鮮な不動産物件は少なくなっています。

 

「あんまり物件に代わり映えが無いよね」

 

「これぞ!って物件は無いよね」

 

それは、正月三が日に築地市場に行くのと同じです。

 

マグロの初せりだって、もっと後ですから、鮮度の高い品があるわけありません。

 

ようは、タイミングが遅いのです。

 

 

 

では、今後はどうなるのか?

 

体感的ですが、これから2月から物件が出てきます。

 

もし、マンションを持っていて、しかも誰も住んでいないとします。

 

年末年始は、家族、ないし親族と顔を合わす機会が増えます。

 

「あのマンション、空いてるんだったら、売っちゃったら?」

 

「もう使ってないし、売却しようと思うんだけど…」

 

こんな話になることが、見受けられるのです。

 

 

 

以前、値引き交渉をするなら、11月23日の勤労感謝の日が望ましい、と話をしました。

 

年明けのタイミングがいつでしょうか?

 

2月11日の建国記念日です。

 

年末年始に意志が固まり、売ります!となってから、準備して、整うのがこの時期です。

 

マンション購入の場合、この日に動き出して、ゴールデンウィークに引っ越すというのが、無理の無いスケジュールです。

 

新築の場合は、この日に動き出して、年末に引っ越す、急ぐならシルバーウィークに…と言うのが良いでしょう。

 

 

 

□売り手のタイミングを考えて、物件を探す。

 



買います、って言ってから鍵を貰うまでの流れ


徒歩*分問題を、しんなりと考える。