『用途地域』と言う住環境の判断基準

 

「住みやすい環境を選んで、マンションを購入したい」という方は多いはずです。

 

でも、せっかくマンションを購入したのに、隣にパチンコ屋さんがオープンして環境が変わってしまった。

 

近くに工場があり、洗濯物が外に乾せない。

 

そういう声が、現実に聞こえてきます。

 

また、「近くにコンビニ一つ建たない」と嘆く人、「コンビニがいっぱいあってうるさい」と嘆く人もいます。

 

ようは、自分に合ったエリアにあるマンションを購入すべき、と言うことです。

 

 

 

国では、ある程度、「この場所には、こういう建物を作って欲しい」という囲い込みをしています。

 

住宅はこの辺で、繁華街はこの辺で、工場はこの辺で、農業はこの辺でと言う感じです。

 

まず、生活の営みが多いところと、少ないところの、ざっくり2つに分けました。

 

一つは『市街化区域』、一つは『市街化調整区域』です。

 

マンションは、市街化区域に建てられます。

 

ただ、リゾートマンションなどは調整区域で建てられますが、建物の高さなどには規制がかかります。

 

市街化調整区域は、「市街化を調整して、今のまま(自然のまま)にして欲しい」エリアです。

 

しいて言うなら、農業するならここねっ、ってことです。

 

 

 

前記の『市街化区域』区域を掘り下げます。

 

市街化区域には、おおまかに3つのエリアに分かれます。

 

人が住んで欲しい『住居系』、商売をやって欲しい『商業系』、工場を作って欲しい『工業系』です。

 

住居形の中には、高さの低い建物が集まって欲しい『低層住居専用地域』、高層マンションを誘致したい『中高層住居地域』、商店や町工場、住居も一緒になっている『住居系』となります。

 

商業系は、駅前の商店街をイメージするといいと思います。

 

工場系は、自動車整備工場や町工場が混在するエリア『工業地域』から、臨海工業地域のような、「ほとんど工場」という『工業専用地域』まであります。

 

このほかに、国道などの幹線道路沿いの『準住居地域』というのもあります。

 

 

 

さて、前置きが長く、宅建講座みたいになりましたが、本編に戻ります。

 

まず、エリアごとに、「建ててはいけない」という施設があります。

 

低層住居専用地域では、パチンコや町工場、コンビニも制限がかかります。

 

逆に、商業地域であれば、パチンコ屋は建ちます。

 

工業地域は、パチンコ屋も建ちますし、工場も建ちます・

 

では、問題です。

 

「マンション(集合住宅)」はどうでしょうか?

 

答えは「規模にもよりますが、市街化調整区域・工業専用地域以外はすべて建つ」ということです。

 

低層住居専用地域でも、工業地域でも、商業地域でも、小田原にはマンションが建っています。

 

だから、住んでいる住居の近くにあって欲しくない施設が建たないエリアのマンションを探す、という選択肢があるのです。

 

 

 

もう一つの側面を言えば、小田原の場合、『駅徒歩圏』でマンションが建つような広いスペース確保が難しいエリアです。

 

ということは、元々あった建物を壊して、マンションを新築することが多いのです。

 

『小田原サニータウン』は元工場の敷地に建てたので、用途地域は「工業地域」です。

 

『サーパス小田原シティ』は小田原駅を発着するバスの元操車場に建てたので、用途地域は「商業地域」です。

 

マンションが建つ前に何があったのか?を知る上でも、用途地域の確認は必要でしょう。

 

 

 

□用途地域は何ですか?と聞いてみる。