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不動産ポータルサイトにおいての小田原の立ち居地を確認する。

前回のブログでは、『アットホーム』『ホームズ』『スーモ』が三大ポータルサイトの生い立ちなどを紹介しました。

小田原とか、マンションとか、趣旨と違うこと書いているんじゃないの?と突っ込みを入れられそうです。

そうです。

関係ないのですが、今日書かせていただく内容をより深くご紹介するためには、必要だと思い、書かせていただきました。

では、質問をいたします。

「三大ポータルサイトには、鮮度の高い小田原の不動産情報は掲載されているでしょうか?」

それには、マンションの物件を「売買物件」になるまでの経緯を説明しなければなりません。

「持っているマンションの一室を売却したいんですけど」と不動産会社に相談を持ちかけます。

「じゃあ売らせていただきましょう」となるとします。

物件の詳細がわかる資料を作り、ホームページに掲載します。

ここまでに、不動産会社は、売却するお客様にお金を頂いているでしょうか?

まったくないとは言いませんが、ほとんどが無料だと思います。

と言うことは、チラシの製作代もホームページの掲載代も「持ち出しの資金」ということになります。

でも、サーパスシティ小田原の中層階・南側・3LDK・室内美麗で4000万円という物件を売らせてもらうことになったら同でしょうか?

チラシやネットに出さなくても売れます。

余計なお金や手間を取らなくてもいいからです。

 

今度は切り口を変えます。

「小田原市と横浜市、同じグレードのマンションがあったとしたら、どちらが高いでしょうか?」

即答で『横浜市』となるでしょう。

下手をすると、2倍・3倍違うかもしれません。

マンションを1室売るのに、物件の場所が違うために、利益が2倍・3倍違うと言うことです。

そうなれば必然に「事前に掛けられる広告費用・手間も横浜の方がかけられる」となるわけです。

 

大手3大ポータルサイトは、前回表記しましたが、すべて『神奈川県・横浜市』が創業地です。

最後発のリクルートに聞いたところ、「リサーチして決めた」とのことです。

詳細は教えてもらえませんでしたが、その要素には「建物着工件数」「県・市の転出・転入の数」「引越し業者の仕事の数」「小学校・中学校の転校・転入の数」などがあるそうです。

それを見ても「神奈川県、特に横浜市は、家やマンションを買う人が安定的にいる」ということなのです。

だから、小田原より販売価格が高いのです。

 

それによって、どういうことが起こっているのか?

各サイト共に「都会(横浜)のマンションを対象にしたページ作り」をしています。

マンションの設備のチェック項目を見るとわかります。

『シャトルバス』『共用シアタールーム』『託児所』『可動間仕切り』があるマンションは小田原にはないんですよね…。

エリアの分け方も『横浜市』『川崎市』『相模原市』『その他』と言う分け方のところもあります。

余談ですが数年前に、「スーモカウンターという相談窓口を小田原に作ってくれ」といったことがあります。

返答は簡単でした。

「採算会わないでしょ?」。

 

□鮮度の高い小田原のマンション情報は、サイトより不動産会社の窓口。

 

※プログの無断転用を禁止します。記載日/2017.7.31



「不動産三大ポータルサイト」を比べてみる。


平成も終わりの今、小田原のマンションを再考察する